倦怠期が来ないカップルの共通点5つ
恋人関係が安定しだした頃、大体のカップルが経験する「倦怠期」。つらい時期ではありますが、この時期をうまく抜け出せないとその後の恋人関係は長く続きません。
倦怠期になると、彼氏はどこか彼女にそっけなくなり、彼女は「本当にこの人で良いのかな?」なんて迷う気持ちが出たりします。
そんなカップルであれば、必ず経験すると思われているのが倦怠期ですが、実は倦怠期に突入せず、いつまでもラブラブなカップルも世の中には存在します。
今日は、彼らが仲良しでい続けられる理由をご紹介します。
■そもそも倦怠期とは?
「倦怠期」とはよく耳にする言葉ですが、どのような時期のことなのかをおさらいし、「倦怠期がない」というカップルは本当にいるのか確認しましょう。
◇倦怠期とは
そもそも倦怠期とは、相手に対する「飽き」や「慣れ」が根底にあります。
「好きな気持ちはあるけれど、何となく刺激が足りなくなってきたな」とか、「何となくいつもと同じことの繰り返しな気がして、楽しさが半減したように感じる」など、そんな気持ちが生まれたら、それは倦怠期の始まりです。
そもそも恋愛の始まりには、放出すると強い快楽や心地良さを感じるとされるドーパミンが出ており、その興奮によって相手のことをより好きだと錯覚しています。
しかし、それも慣れてくると収まり、今度は幸福感をもたらすオキシトシンが幸せな恋愛観を形成してくれるのですが……オキシトシンがうまく放出されないと、人は倦怠感を覚えるといいます。
ちなみに、早いと交際して3カ月くらいから、遅くても3年も経つとドーパミンは出なくなるといわれています。つまり、あなたや彼氏が感じる退屈さは、実はこれらのホルモンによるものなのです。
◇倦怠期がないカップルもいるの?
しかし、人間の構造上倦怠期を避けることはできないのかといわれたらそれは「NO」です。前述したように、ドーパミン(強い快楽を感じさせるホルモン)が出ない代わりに、オキシトシン(幸福を感じさせるホルモン)を出し続ければいいのです。
このオキシトシンは、心身の触れ合いや感謝や信頼といったものから生み出されます。つまり、2人の関係にこれらの要素をお互いが見出すことができれば、倦怠期は訪れないのです。
筆者の知人夫婦は、付き合って2年で結婚し、現在結婚2年目です。出会ってから4年の歳月が経っており、一般的に考えれば倦怠期に突入しているはずですが、今もラブラブです。
コツはこの後詳しくご紹介しますが、彼らは人前でも手をつなぐし、好きという気持ちを隠しません。このように、倦怠期に入らないカップルや夫婦も稀に存在しますが、彼らにはいくつかの共通す点があるように思います。
■倦怠期がないカップルに共通する特徴
では、ここからは倦怠期がないカップルに共通する特徴についてお伝えします。
◇(1)気持ちをきちんと言葉で伝え合う
倦怠期がないカップルは、まず「好き」「愛してる」「ありがとう」「ごめんね」など、慣れると口にしなくなるような言葉ほど、きちんと伝えています。
◇(2)2人で取り組む趣味などを持っている
例えば、一緒に取り組むスポーツや趣味はもちろん、2人で飲み歩くとかペットの世話をするとかでもOK。いつまでもラブラブなカップルや夫婦には、生活の中に2人で楽しむイベントが何かしら組み込まれています。
◇(3)公の場でもラブラブな雰囲気を隠さない
倦怠期を知らないカップルは、誰の前であっても包み隠さず仲良くしていることが多いです。
たとえ社交辞令のための愚痴や謙遜であっても、気持ちは自然とその愚痴に引っ張られるものです。それを知ってか知らずか、ラブラブなカップルは誰の前であっても謙遜して相手を下げる愚痴を言わず、常に仲良しな空気感が漂っています。
◇(4)お互いを尊敬している
片方が一方的に相手を尊敬している関係は、実はバランスが悪いです。なぜなら、尊敬される側はいつか相手に物足りなさを感じ、尊敬する側は相手に気持ちを注ぎ続けるだけの状態になるからです。
一方で、ラブラブなカップルは必ずといっていいほど、お互いを尊敬しています。それは、仕事を頑張っているとか分かりやすい成果ではありません。細やかな気配り、遊び心があるなど社会的なステータスに関係の無い部分で、相手を尊敬しているのが特徴です。
◇(5)けんかをした時ははちゃんと話し合う
けんかをした時、お互い何となくだんまりをきめて機嫌が戻るのを待つカップルも多いですが、いつまでもラブラブなカップルほどきちんと話し合い、お互いが納得する落としどころを見つけています。
長い期間一緒にいると、このけんかの際のささいな不満が蓄積していき、結果として相手を嫌いにまでなることがあります。そのため、ラブラブなカップルは次に禍恨を残さないためにも、毎回全力で問題と向き合って解決しているのです。
■いつまでもラブラブでい続けるためのポイント
いつまでも仲良しでいるために大切なのは、実は「価値観の一致」とか「フィーリング」とか「相性」とか、漠然としたものではありません。
これからご紹介する4つのポイントを実践すると、倦怠期知らずどころか、一緒にいるほど愛が深まる関係を築けるでしょう。
◇(1)関係を良くする努力をする
付き合う当初は「この人と合う」とか「居心地が良い」という感覚を大切にするものですが、長く付き合うには「合う人を見つける」よりも「相手に合わせる努力」をすることが大切です。
人は毎日少しずつ変化・成長し、見た目も価値観も変わっています。だからこそ、お互いに努力し歩み寄らないと2人が合わなくなっていくのは当然です。努力無しでは、愛する気持も薄れていってしまいます。
◇(2)自分で毎日を新鮮なものにし続ける
「最近なんだか2人の関係に刺激が足りないと感じる」。そんな時は、彼氏側もあなたといると刺激が足りないと感じているかもしれません。
前述したドーパミンはいずれ出なくなっていくとはいえ、新鮮さを感じたければ、それはまず自分で自分の日常を新鮮にしていくことが大切です。
そうすることで、相手もあなたに引っ張られる形であなたから刺激を感じ、より良い関係に成長することがあります。つまり、物足りなさは相手に埋めてもらうものではなく、自分で自分を満たすものです。
◇(3)相手と良い関係を築く覚悟を持つ
良い恋愛をし続けるために絶対欠かせないのは「この人と良い関係を築く」という覚悟です。
相手にムカついても退屈と思っても、どんな問題も乗り越えるというあなたの中での覚悟があると、おのずと問題は解決していったりしますし、壁にぶつかる度に前よりも強固な絆が結ばれることになるでしょう。
◇(4)一緒にい過ぎない
いつまでもラブラブなカップルほど、実は個人の時間も大切にしています。仕事に打ち込む時間、友達と仲良く遊ぶ時間、1人でボーッとする時間など、そんな時はLINEなどのやり取りもいったんやめにして、目一杯自分の時間を楽しんでいます。
くっついたり離れたり、ONとOFFがしっかりしているから、一緒にいる時間もより有意義に過ごせるのです。
末長く幸せでいるには努力が必須
いつまでもラブラブでいられるかどうかは、2人の相性に起因すると思われがちですが、実は努力で手に入れられるものです。しかし、努力をするにも「この人が大好きだから頑張ろう」という気持ちや覚悟がないと長続きしません。
真正面から相手を愛することは大変かもしれませんが、幸せをきちんと感じるために、ぜひ今回ご紹介した方法を実践してみてくださいね。
マイナビウーマンより